ヤンソン氏の誘惑
2012年 12月 09日今年は以前訪れたスウェーデンのお料理を紹介しています。
先月訪れたイタリアの帰りの飛行機では偶然にもスウェーデン人のおじさまと席が隣で。
スウェーデンのお料理・クリスマスなどたくさん伺ってきました。そんなお話も交えてのクリスマスレッスン♪
スウェーデンの家庭料理。
jansson‘stemptation
直訳するとヤンソン氏の誘惑。
お料理の名前にしては不思議な名前ですね。
こちらは、エリク・ヤンソンという宗教家のお話。ヤンソン氏は厳格な思想の持ち主であり、人への影響も大きい方。そのヤンソン氏は菜食主義を掲げていたのですがある日、こn
料理を目の前にしたときに誘惑に負けて食べてしまったそうです。ジャガイモ・玉ねぎの他にアンチョビ・生クリーム・バターといった、菜食主義の方は食べない食材が入っています。
そんな逸話から生まれた名前。
スウェーデンではどの家庭でも作る定番料理。
家庭によってジャガイモの切り方はすごく細かったり太かったり薄切りだったり。
スウェーデンで食べたヤンソン氏の誘惑はとっても甘かった・・・
一瞬、砂糖でも入っているかとおもったくらい。
これはアンチョビの違い。
日本でなじみのあるアンチョビはイタリア系の塩がしっかり利いたタイプ。
スウェーデンのアンチョビは甘いのです。
でも日本人にはお味も入手のしやすさもイタリア系のアンチョビがいいと思い、今回はイタリアのアンチョビでつくりました。
私は生クリームがちょっと残った時によく作ります。
本場では細かいパン粉を振ることもありますが今回はジャガイモのカリカリ感重視。
そうそう、ジャガイモはさらさないでくださいね。カリカリ感が増しますよ。
クリスマスレッスンは今日で終了。
まだお料理の紹介は続けていきますのでどうぞお付き合いください♪