停電の夜にパンを焼く
2011年 03月 19日場所によっては計画停電の対象地区であっても実際はほとんど停電をしていないところもあるようですね。
私の住むところは本当の住宅地なので優先して停電を実施しているのでしょうか。
毎日規則正しくやってきます。
昨夜は夜にかけての停電でしたので昼間のうちに夕食の準備をすませ、もし断水してもいいような備えも。
寒さ対策も大切です。一度身体が冷えるとなかなかもどらないもの。
色気はどこへ?という感じですが靴下2枚・スパッツの上にジーンズ。もちろんダウンジャケットも着こんで。
また、昼間少しでも布団を干しておくと夜、いい感じです。
お風呂はあがってから換気扇を回さずドアを全開にすると室内に温かい蒸気が流れてきます。
暖房に関しては被災地の方に比べればと地震以来一度もつけていません。
この1週間で我が家の生活はずいぶんとかわりました。
今まで19時までという停電はありましたが、地震当日以来 初の夜の停電。
音も光もない街。
いったいどう過ごしてよいものか。
キャンドルの明かりもレストランなどでは心地よいですが
あれはうす明りの照明の下なのでよい感じであって・・・
実際のキャンドルの明かりでの生活はかなり苦しいものがあります。
余震も怖いのでたくさんつけるわけにもいきません。
本も読めないし、仕事もできないし。
なにより気持ちが落ち着かない。
そこでパンを焼くことにしました。
パンだったらよく見えなくても触って生地の状態が確かめられるし、こねていると身体も温まります。
強力粉は切れていましたがフランスパン用の準強力粉があったのを思い出しごそごそ。
暗闇のパン捏ねタイム。
発酵が終わるころには電気も開通。
成型は光の中でできました。
準強力粉 400グラム
バター 20グラム
水 240cc
塩 小さじ1
砂糖 大さじ2
イースト 小さじ2
トルコ産ドライ無花果 3個
クリームチーズ 50グラム
けしの実 適宜
中止になった豆腐フェアー用のいちじくが大活躍。
たっぷりのいちじくとクリームチーズ。
いちじくのプチプチ感とけしの実の食感がよくあいます。
準強力粉はもともとフランスパンなどのための粉。
パリッと焼き上がりもちもちした食感になるおで少しハードなイメージに仕上げてみました。
配合はオリジナルでやってみましたが次回はもう少し水分を加えてみようかと思います。
停電が解除になるとご近所のお子さんの歓声が聞こえました。
小さなお子さんにとってはこの寒さと暗さは大変なことですよね。
大人の私はもっと元気にがんばらなくては!