デンマークのレストランNOMA 序章
2012年 06月 20日デンマークはコペンハーゲンのNOMAに行ってきました。
今回の旅行は旅行に行くからNOMAに行くのではなくNOMAの予約が取れたのでデンマークに行くという目的でした。
サンペレグリノレストランランキング1位と言えば開設以来、3年前まではスペインのエル・ブジが独占していました。
エル・ブジも
「いつか訪れたい憧れのレストラン」でした。
昨年、ドキュメンタリー映画にもなり食の世界ではかなり話題になっていました。生徒さんでもご覧になった方、多かったですね。その世界観は「食べてみなくてはわからない」未知の調理法や素材が詰まっているものでした。そのエル・ブジが2年前に閉店。
その後1位をとり続けているのがNOMAなんです。
NOMAの本は以前から眺めては
「この料理、どんな味がするのかな?」
「おいしそうに見えないけどおいしいの?」
そんな疑問がありました。
食べてみないとわからない未知の世界。
そのNOMAはコペンハーゲンの倉庫街にあります。
港に面した立地。
石造りの素朴な外観。
スタッフは皆若く、エプロン姿で元気に歓迎してくれます。
いわゆる高級レストランのイメージとは全く異なる。
これからどんなエンターテイメントが待っているんだろうという期待を高めてくれます。
店内は2階建。私たちは2階の大きな部屋へ。
この日は14名、食の仕事をしている人、食に興味が深い方・雑誌社の方など
でお部屋を貸切に。
窓からは港が。
部屋は友人の部屋といった素朴な雰囲気。
本棚やソファーもあって
テーブルは無垢。
テーブルクロスはありません。
テーブルの花も野の花のような趣。
1皿目 Malt flatbread and Juniper
なんと、テーブルの花と一緒に活けてあるこの茶色のものがパンだったのです!
これを酸味のあるソースにつけていただきます。
1皿目からサプライズ!
2皿目 Moss and cep
なんと苔が出てきました。
もちろんこちらもお料理。
この苔はポルチーニのパウダーで味付けがしてありとても風味良く、揚げものなのに軽いのです。
あっという間に口の中に消えていきました。
シェフのメッセージが少しわかってきます。
3皿目 Crispy pork skin and black currant
デンマークは豚肉の名産地でもあります。残すところなく使うのは堅実な北欧人の姿勢が洗われておりNOMAに行くまでに食べたお料理でも感じるところがありました。
豚の皮も軽やかに仕上がっており、表面にブラックカラントのペーストをドライにしたものが程よい酸味のアクセントになっています。
苦味・苦味・酸味ときています。
4皿目 Blue mussel and celery
ここにきてバケツムール?とみんなが思ったのは間違いありません。
しかしよく見ると・・・
このお皿のほとんどが殻だけ。
人数分に身が入っています。
この殻も食・べ・ら・れ・る・・・
またもやサプライズ。
ここまで全4皿。
コースは22皿。4時間かけていただくコースはまだまだ序章ですが今日はこの辺で。
続きもしっかりアップしますのでお待ちくださいね!