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スミレの街  フランス旅行記

南フランスにはスミレの栽培が盛んに行われている街がいくつかあります。
その中でも最も古くからスミレの栽培が盛んに行われていたのが今回訪れたトゥールーズ。

1856年頃、ナポレオン軍の兵士が遠征に訪れたイタリア、パルマからスミレの花束を持ち帰ったのがフランスのスミレ初めて物語。
兵士は恋人の為、家族の為に小さいスミレを摘んで持ち帰るなんてロマンティックですね。
当のナポレオンもスミレの香りを好んだといわれ、その後の栽培を後押ししたようです。


当時はブーケにするのが主流だったといいます。
イタリアではすでに塗り薬や飲み薬としての薬草としても使われていたそうです。

私たちが訪れたのはスミレ製品が一堂に集められているという「メゾン・ドゥ・ラ・ヴィオレット」。
なんとこちらのお店、ミディ運河の上にある船の中なのです。
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紫色がアクセントの船。
こちらに入ると普段花より団子の私でも不思議と乙女心が芽生えます。
スミレの香りに包まれた店内で、スミレがこの町にやってきた歴史などを伺います。
今回のツアーではフランスに詳しい日本人の添乗員さんが付くので通訳もしていただけ、質問もできるので勉強になります。
お菓子作りが好きな友人やフランス料理通の方には「トゥールーズといえばスミレ」というほど、イメージが浸透しています。
ここでしか購入できないものも多いので沢山スミレ商品を購入しました。
・スミレのバスソルト
・スミレの花の糖衣掛け
・スミレのシュガー
・スミレのエッセンス
これを持ち帰って、オリジナルのスミレスイーツを作ろうと思います♪
スミレの花の糖衣掛け、とっても美味しいです。
花を食べるって・・・優雅な気分になるものですね。
他にもスミレのリキュールや紅茶、石鹸などどれも魅力たっぷりでした。

スミレを求めてトゥールーズへ。
お菓子好きにはたまらないコースですね。
時間がなく、回れませんでしたがお菓子屋さんでもスミレのショコラやスミレの飴、スイーツなどもあるそうですよ。

花が咲くのは11月~3月。
3月にはトゥルット・シュル・ルーというまた別の南フランスの街ですみれ祭りがあるそうです。
素敵ですね!

そんなスミレの街。トゥールーズは別名「バラ色の街」とも言われています。
スミレの街  フランス旅行記_c0141025_2220769.jpg

建物・屋根の色はその街ごとに変わります。トゥールーズではミディ運河で赤い砂が獲れるので街の色も自然とバラ色になるのです。

サンセルナン バジリカ聖堂では蚤の市が開催されていました。
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フランスの方は古いものを大切に暮らします。
蚤の市では驚くほどぼろぼろのものから、高価な家具・食器まで並んでいます。
この中からお宝を探すのが楽しい!
私はぼろぼろの布の中から古いレースをいくつか。これでリメイクテーブルクロスを作りましょう♪
ガレット・デ・ロワに入れるフェーブも見つけましたよ。
思いがけない出会いは旅の思い出になることでしょう。

フランス旅行記はまだまだ続きます。
by citron-kami | 2011-08-31 22:26 | フランス